『私の夫はプログラマー』の記事に言及してみたい

とみーブログの記事「私の夫はプログラマ−」について。

元ネタはRenae Bairのブログ

この記事は共感する部分が多くあるのです。

何年か後に"Ruby"というのがただの7月の誕生石ではなく、また、"Ruby on Rails”というのが近所の鉄道路線に高価な宝石をささげるという反体制活動ではないことを知るのは当然の成り行きだったわ。


RubyPerl・・・はい、はじめて聞いたとき、私も宝石のことだと思いました・・・。
(夫には言えないけど><)

これにはいつもショック。あなたは誰かと結婚して、職種のほかに、その人が人生のだいたい40〜50%もの時間に何してるのかを知りたいと思わないの?ここで離婚率と、結婚生活における関心の欠如との間の相関関係を引用するのは物々しいかしら?初めて出会ったその人の「考え」に恋に落ちるのは簡単。でも、もしも二人がお互いの情熱とか仕事に本当の意味でしっかりとした関心を抱いていなければ、生涯にわたる浮き沈みや幾多の困難・日々の試練を耐え抜くのは難しいと思う。それに、配偶者が週40時間以上も仕事で何をして過ごしているのか最低限の理解さえないなら、二人はもうチームとは呼べないでしょ。


これは、きっと、夫がプログラマに限った事じゃない。
ただ、自分とまったく違う好みや世界を持つひとだからこそ、
改めて冷静に客観的に事実を分析し受け止める機会を得ることができたにすぎないと。
これは、幸せなことだと思うんです、

おそらく、自分と近しい学問を学び、似た職種だったり、同じような規模の企業で
ポジション的にも同じぐらいで仕事をしていたとしたら、相手の仕事をわかった気になってしまって、
最低限の理解はお互いできていると思い込んで、話に耳を傾けることを怠るに違いないから。

それに、長く一緒にいると、最初はお互いのことに耳を傾けてもだんだんと知った気になってくるのだと思う。
知らない前提だからこそ、この夫婦の関係を良好に保つのに必要な、基本的なことに気づけるわけだ。
知った仲でも一番近くにいる人でも、お互いに謙虚にいなきゃと身につまされます。

特にここが好き。

その人の仕事や趣味に関心をもつことは、きっとあなたにとっての新しい扉を開いてくれる。それは世界観を広げてくれるし、人間としてマシにしてくれる。要は共に働くチームになるってこと。

と、ここまで言及してきたけど、このブログを教えてくれたのが、当の夫だったりする。


そして、このブログを読んだプログラマを夫に持つ女性に、付け加えておきたいことがあります。

そかそか、やっぱり夫のやってる言語ぐらい学ぶべきだよね!と思って
「やっぱりさ、奥さんが家帰ってて、『はじめてのPerl』とか、読んでて嬉しい?」と聞いてみた。

そしたら、
「嬉しいね」

心の中で(やっぱり・・・・!!これテッパンだ!)

ここから続きがありました。
「勝手に読み始めるのは辞めた方がいいな。本棚ならいいんだけど、新たに買うのは辞めた方がいい」

「え、なんで?」

「その本、クソだよ って言葉が返ってくる可能性がある。逆効果ってこと」

(はて)

「言語は確認したほうがいいよ、PerlなのにPHP読むとかはアウト」


夫の興味あるものを学ぶのは自分の世界を広げ、知識を広げ世界を広げる、有意義なこと。
が、まずは、夫(恋人)の本棚から手をつけるべし。

ってことみたいだ。